一年以上続く在宅ワーク。
緊急事態宣言も3度目の発令になり企業へのリモートワーク率7割が推奨され、自宅での事務作業が常態化している方も多くなりました。
先日の新聞記事では、長期化する在宅勤務に適したオフィスチェアを自宅に購入する人が増えているという記事が掲載されていました。
とはいうものの、誰もがお家にオフィスチェアを導入できる生活環境にあるわけではありません。
在宅ワークが始まってから特に疲れが取れない、寝つきが悪い、腰や肩が痛い、眼精疲労がひどい、腰や肩がこるなどの症状は在宅ワーク時の座る姿勢や、PC・スマホなどを見る角度なども原因の一つです。
リモートワーク環境をできる範囲で快適に整えることと、辛い症状を緩和する身体のメンテナンスを取り入れて、不調を軽減しながら働くことが求められています。
【在宅ワークの辛い症状に鍼灸治療】
腰や肩がこり痛みが出たときに鍼灸の治療が有効なのは多くの方が既知の事だと思います。しかし、在宅ワークの負担は肩や腰だけにとどまりません。身体への鍼灸治療を行ったことはあってもお顔から上の鍼灸施術は受けたことがないという方がまだ多いのではないでしょうか。
単に座る姿勢などが原因の疲れには身体の鍼がよく効きますが、在宅ワークによる疲れは、姿勢による肩こりや腰の痛みだけにとどまりません。
快適な住環境と、快適な労働環境は、デスクと椅子の位置、照明の明るさ、椅子の形状などが違います。事務作業に適した環境ではない部屋で作業をしていると、いつも以上に眼精疲労を引き起こしたり、ストレスがかかり頭皮が固く凝り固まったりするばかりか、その不調が原因で自律神経の乱れを引き起こしやすくなります。
こんな症状には頭皮や目の周りのツボに鍼を打つことが辛い症状を軽減し、自律神経も整えてくれます。お顔の鍼は美容効果だけでなく不調や作業のパフォーマンスを上げるのにもとても役に立つのです。美容鍼ルディアはお顔の鍼がとても得意なサロンです。在宅ワークの疲れをメンテナンスしながら、おまけに美容効果まで得られるなんて嬉しい効果ですね。
腰や肩の調子がよくない場合は美容鍼と併せてお身体の鍼を受けていただくこともできます。気になる症状にあわせてメニューをセレクトし、在宅勤務中の不調を上手にコントロールしてください。
鍼灸の治療を受けられた日は、リラックスモードを作り出す副交感神経が優位になりやすいことから、睡眠の質が向上します。オンとオフの切り替えが難しい在宅勤務においては、睡眠も健康を維持する上でとても大切な要素です。鍼灸治療により、不調の改善と生活パターンの正常化、美容効果、併せて心にも良い作用を得ていただければうれしいです。
【在宅勤務で快適なチェアとは】
環境が許す方はダイニングにオフィスチェアを導入して疲れにくい環境を作ることもお勧めです。
・背もたれが、自然なS字カーブを支える形状
・キーボートやマウスの操作がしやすい高さや角度に調節できる
・机の高さに合わせて座る位置を調整できる
・深く腰掛けたときに膝裏やふくらはぎを圧迫しない座面
・ひじ掛けがあり力の分散をしながらマウスやキーボード操作ができる
しかしなかなか、ダイニングテーブルに一脚だけオフィスチェアを導入できる環境にある方は多くありません。
そんな場合は、クッションなどを用い出来るだけ腕を机に置いたままキーボートを打てる高さに座る位置を調整したり、PCを見るときに首を下に向けたり視線を下に向けなくてよい位置に配置したり、スマホはスタンドにおいて、視線を落とさず見られる位置で操作するなど工夫をして、疲れにくい環境づくりを心がけてください。
「なんとなく不調」を引き起こすのは、情報過多による脳の疲れが原因ともいわれています。
仕事とプライベートを意識しないとスイッチし難い在宅ワークでは、緊張状態がなかなかリセットできず睡眠の質も低下しがち。針だけでなくお灸もサロンやご自宅でのセルフケアで取り入れていただくことで、睡眠の質を向上することにもフォーカスしたいものです。
仕事のできる人ほど、自分を癒すアイテムを味方につけ、休息も大事にしています。
新しい時代のライフスタイルを充実させるために新しい健康・美容維持法として鍼灸施術は是非とも取り入れていただきたい習慣です。
自粛生活が始まった2020年からは特に男性の美容鍼ユーザー様も増えてきました。性別・年齢を問わず高い効果を得られる美容鍼灸の世界の扉を開いて、今まで以上に快適な毎日をお過ごしください。
鍼灸治療の経験がない方のよくある質問。
①鍼を刺すときに感染症リスクはないの?
当サロンで使用する鍼は1本1本滅菌処理し個包装されている新しい鍼を、その日の治療分だけ開封して使用します。一度使った鍼はたとえご本人様でも2回以上使うことはなく、1回ごとに廃棄していますので、感染症のリスクはありません。
②鍼を刺す痛みは?
当店では髪の毛ほどの細さの鍼を使用しています。チクっと感じる個所がありますが、例えるなら髪の毛を1本抜く程度の刺激です。また痛みの感じ方には個人差がありますが、ほとんどの人には耐えられないような痛みではありません。
③出血や内出血をするのですか?
皮膚の下にはたくさんの毛細血管があります。見えない毛細血管を避けて鍼を刺すことは熟練の技術者でも不可能で、出血や内出血を稀に起こすことがあります。
そんなにたくさんの毛細血管があるのに、都度血まみれにならず稀にしか出血しないのは、通常健康な人の血管は弾力があり、鋭利な鍼先が当たるとつるりと逃げて刺さることが少ないからです。しかし疲れがたまっている、または栄養状態が悪いなどの理由で血管の弾力が低下していると、鋭利な鍼先でも刺さってしまうことがあるのです。
鍼が血管に刺さり皮膚の外に血が出てしまうと出血となりますが、出血は施術者が綿花で抑えるだけですぐに止まる程度の出血で、施術を受けていらっしゃる方は気づかない程度です。そして、皮膚の中で出血してしまった状態が内出血です。内出血はどこかにぶつけたときにできる青あざと同じもので、出来てしまうと見た目にうれしくない症状です。程度の差により治癒までの期間は異なりますが、数日から数週間で必ず治るもので、後遺症として残ってしまうことはありません。その点はご安心ください。鍼灸治療に於いてその他に大きなリスクや副作用はありません。