朝、鏡を見て顔が浮腫んでいると一日を晴れやかにスタートする気分が台無しに・・・。こんな経験は誰しもがお持ちではないでしょうか。

また、午後になると足が浮腫んで、靴がきつくなる・・。こんなこともよくあります。

たくさんの方が悩まされる「浮腫み」とはどんな原因で起こり、どうすれば解決できるのでしょうか？

• 

浮腫みのほとんどは、体質や生活習慣により起こります。

ヒトの体内の半分以上は水分だという話は聞いたことがあると思います。この水分は毛細血管を通って体の中をめぐり、栄養分を細胞に届けたり、老廃物を流したりという働きを担っています。この流れがスムーズに行われず、滞り体内に水分が溜まると浮腫みという症状が現れます。

水分が滞るのは血液の循環が悪くなることによって起こります。

では、どんな原因で血液循環が悪くなるのでしょうか。

☑座ったままの姿勢で仕事をしたり、逆に立ちっぱなしだったり運動量が減ること

☑きつい洋服や下着で身体を圧迫し流れを止めること。

☑塩分を多く摂取すること。

☑ストレスにより自律神経が乱れることで調節ができなくなる。

☑体がコリ固まり、全身の流れが阻害されること。

などが、浮腫みを引き起こします。

「美容鍼」や「鍼灸施術」は血液循環や水分代謝をUPさせるので、浮腫みに対する効果が期待できます。

浮腫みに対して美容鍼は比較的即効性の望める施術です。鍼をした直後に浮腫みがすっと引くといった効果がありますので、「今日は浮腫んでしまって困ったな」「今日は浮腫んでいると困る日なのに」などといった日に施術を受けていただくこともお勧めです。

しかし、むくみやすい体質の方はこんな日が頻繁にあるのではないでしょうか。

浮腫みに対して即効性のある美容鍼ですが、定期的に施術を受け続けていただくことで「浮腫みにくい体質」に近づくことができます。ぜひ慢性的に浮腫まない体質にするために、定期的に継続して施術を受けていただくことをお勧めいたします。

（浮腫み防止のセルフケア）

美容鍼の施術を受けていただくことはもちろん、浮腫み対策のホームケアもお勧めです。

☑セルフで出来るシールの針「円皮鍼」を就寝中に貼るだけ簡単ケア。

☑刺さずに転がす「ローラー鍼」で滞りを循環させる。

☑セルフ「お灸」で足元を温め、循環の良い身体を作る

など簡単に取り入れられる方法をご提案しています。

（生活習慣の見直し）

「浮腫み」は生活習慣が原因となって起こることが多いので、鍼灸施術と併せて生活の中でいくつかのポイントを意識していただくことも大切です。

☑適度な運動を心がけ、同じ姿勢を続けない

☑湯船に浸かる習慣で冷えを防止

☑塩分を取り過ぎない

☑塩分代謝を促進するカリウム（フルーツや野菜に含まれる）を積極的にとる

☑適度に水分を補給する

☑窮屈な下着や服を避ける

（浮腫みを取る美容鍼の働き）

美容鍼はお顔や頭皮、場合により全身に鍼を刺すことで美容効果を得る美容法です。お顔のお悩みでも、原因に身体の不調が影響している場合は全身のケアも併せていただくことをお勧めしています。浮腫みに関しては全身の循環が悪いことが原因に挙げられますのでお身体の施術も受けていただくことをお勧めいたします。

鍼の作用は「ツボに働きかける」「筋肉に働きかける」「流れをよくする」など１本の針がいろんな働きかけをし、ヒトの体が正常に働くように導いてくれます。

「浮腫み」は血液や水分が正常に代謝されないことによって起こる症状なので、循環を良くする美容鍼の施術がとても高い効果を発揮するのです。

また、「コリ」も身体のスムーズな循環を阻害する大きな要因です。「鍼灸」というと肩こりや腰痛をイメージする方も多いように「コリ」を緩和するのは得意中の得意。様々な働きかけが相乗して、浮腫みに対してアプローチしていきます。

（美容鍼のリスク）

浮腫みに悩んでいても、鍼灸治療の経験がない方は、そのリスクや副作用が気になりますね。そこで美容鍼のリスクについてお伝えいたします。

鍼のリスクは「出血と内出血」が稀に起こることが挙げられます。出血に関しては流れるような大量の出血ではなく、施術者が少し抑えるとすぐに止まるくらいで、ほとんどのお客様は出血したことに気づかない程度です。また東洋医学では出血は「悪いものを排出する」という意味で好ましい現象でもありますので、ご心配には及びません。それに対し「内出血」はいわゆる「青あざ」で出血が表面にでずに皮下で起こる現象を指します。こちらも健康上、大きな問題があるわけではありませんがお顔に出来ると嫌なものです。しかしお顔にはたくさんの毛細血管があり、１００％毛細血管に当てずに施術することは不可能なのです。通常健康な血管は、柔軟性があり鍼があたると弾んで刺さらないのですが、お疲れが溜まっている場合や、体調があまりよくない場合には刺さってしまい内出血をおこしてしまいます。ただし内出血は、程度と個人差がありますが数日～２週間程度で必ず治癒するものです。痕になり残ったり一生付き合うようなものではないのでご安心ください。

また、鍼を刺す痛みに対して不安があるかたもいらっしゃるでしょう。鍼というと注射の針のようなイメージを持たれるかもしれませんが、当店で使う鍼は髪の毛ほどの細い鍼です。

刺す瞬間だけチクチクと感じる個所もございますが多くの方は我慢できないほどの痛さではないとおっしゃいます。また「気持ちいい」と表現する方も少なからずいらっしゃるほどですが、痛みの感覚は個人差がありますので是非一度体験してみてください。

もちろん使用する鍼は、１本ずつ個包装された使い捨ての針を使用していますので、衛生面もご安心ください。

その他、重篤な健康被害を引き起こすような副作用はございませんので安心して施術を受けていただけます。